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好文学園女子高等学校

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校長メッセージblog 好文木

2017.05.31

説明責任と納得性

IMG_0651 今、政治の世界で事の正否にかかわらず、「説明責任」と「納得性」が失われつつあるように感じます。私は教育の場においても「説明責任」と「納得性」は極めて重要だと考えています。10年前、校長に就任し学校改革に着手した時、生徒指導において最も重視すべきこととしてこの二つのことを教員に申し渡しました。
 理由も説明せず、十分納得も出来ていない中で生徒を従わせようとするのは間違いです。それでは学びにつながりません。我々大人が、教師が常識として理解している事でも、子どもは、生徒は分かっていないということは沢山あります。きちんと説明をし、生徒の疑問や反論に答える中で、社会を知り道理を考える力を育てることが出来ます。政府が推進する教育改革の目標にも掲げられている論理的思考力や問題解決能力は教科学習だけでなくこういったところから育成できるものです。
 校長室をオープンにし、校長ポストを設置しているのも同じ理由からです。進路や人間関係の悩みの相談もあれば、学校生活での要望もあります。どんな些細な相談、要望にも丁寧に答えるようにしています。校長ポストに手紙をもらうと、内容によって手紙のときもありますしメモのときもありますが文章で返事をしています。生徒も文章を書くときには色々考えたでしょうが、私も文章で返事をするときは考えます。時には生徒の言うことが正しいと思えることもあります。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ことだってあります。その場合は、担当分掌の長を呼んで論議し改善を図ってきました。
 残念ながら、教員の対応につき生徒や保護者から苦情をもらうことがあります。大抵は初期対応に丁寧さを欠いていた結果です。熱心な先生の場合でも、相手が理解できる言葉で話さなければ真意が通じないばかりか誤解を招くこともあります。分掌間の連絡ミスで担当者に話しがきちんと伝わっていなくてトラブルになる場合もありますが、校内事情を言い訳にすることは愚の骨頂です。それは生徒や保護者には関係のないことです。ビジネスで相手方とトラブルになったとき、「いやあ、それは工場の問題で」とか「その件は営業から聞いていなかったもので」なんて答えられたら、「それは貴社の内部の問題で当社には関係ない」と、なりませんか?
 私は「教育は義理と人情と浪花節」をモットーにしています。物事の道理(義理)をしっかりと教え、愛情(人情)をもって接し、合理的ではない心のつながり(浪花節)あってこそ信頼は生まれると考えています。生徒に対する愛情を持っていることが、教師としての必要条件だと思います。愛情があれば、小さなサインも見逃しません。かける言葉も変わります。説明責任と納得性が確保され生徒や保護者とのコミュニケーションが成立します。コミュニケーションの成立無くして信頼は生まれません。信なくば立たず、教育は成り立ちません。そしてなによりも生徒は、その先生に愛情があるかどうかは常に正しく感じ取っていると私は思います。

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