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校長メッセージblog 好文木

2016.10.18

不登校を考える

kinmok9 10月17日の日経新聞によると、近年、高等学校を中退する生徒が激減しています。90年度で12万3529人であった中退者が14年度では4万4046人にまで減っているのです。これだけを見ると、入学した高校を辞めずに3年間を全うし卒業する生徒が増えたのかと思いがちですが、そうではありません。中退者とは在籍していた学校を辞めて、暫らくあるいは長期にわたり高校に行かずにいるものを指します。通信制に転学した生徒は中退者には含まれないのです。そして、中退が減少している一因に通信制が受け皿になっていると言う現実があります。高校生の総数が579万人から352万人にまで減少しているなか、私立通信制高校は17校から154校へ激増しており、通信制に通う生徒は7万人弱から11万人超に増えているのです。
 通信制への転学者のなかには人間関係が原因で不登校となった者がかなりの数含まれていると考えられます。不登校生が全日制高校に登校できるかどうかは、不登校になった原因と不登校の期間の長さによって変わってくると思います。例えば中学時途中で部活の人間関係等で不登校になった場合は、高校に来て環境が変われば元通り元気になって登校するケースが多いのですが、小学校からとか中学校時代を通してとか長期間にわたっている場合は、高校に来て環境が変わり頑張ろうとしても長続きせず、やはり不登校に戻るケースが多いです。他者とのかかわり方については一朝一夕には変われないものなのでしょう。何か考え方を変えるきっかけを与えることが出来るかどうかがポイントになるのですが。
 YAHOOニュースで、「先生が原因」で不登校になったという項目で学校調査と本人調査に大きなギャップがあるという調査結果が、名古屋大学の内田良准教授により発表されています。親との関係や友人との関係でも差はあり、学校の把握や認識の正しさが問われるところですが、特に教師との関係における学校の判断(1.6%)と本人の意識(26.2%)との差は著しく大きくなっています。いい加減なまた不熱心な先生ではなく、逆に一見すれば熱心な先生と思われているにもかかわらず、生徒との距離感が上手く測れなかったり、熱意の押し売りになってしまったりすれば、生徒とのコミュニケーションが成立しなくなる場合があります。本人は一生懸命生徒に係ろうとしているのですが、それが逆に生徒にとっては煩わしく学校に行きたくない理由になります。本校の様に普通科でもコース制を採っていますと、コースによって生徒の特色が異なります。それぞれの生徒にわかる言葉で話し、適した間合いで係らなければコミュニケーションが成立しません。ワンパターンではダメなのです。学校調査と本人調査の差の一部には、こういうケースも含まれているのではないかと推察します。

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