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校長メッセージblog 好文木

2016.11.04

「ビリギャル」先生、坪田氏に学ぶ

%ef%bc%91 11月2日、りそなグループ共催の朝食懇談会に出席してきました。中小企業の経営をしていた頃は銀行系列の総合研究所主催のセミナーや講演会に頻繁に出かけたものですが、校長になってからこの10年間、この種の会合には全く行けていませんでした。今回は、『ビリギャル』の著者が語る、会社でも使える人材育成法」というタイトルに惹かれ是非聴いてみたく久しぶりに出かけた次第です。講演の数日前に『ビリギャル』の映画を観ましたので坪田氏の話が鮮明なイメージとともに聴くことが出来ました。
坪田氏のモットーは「科学と情熱の融合」です。経験則ではなくデーターや統計から効果を測定します。また、大人は理屈で動かそうとするが生徒は感情で動くと述べておられましたが、全く同感です。私もしばしば一生懸命に生徒に正論を述べる教員に「生徒はバカじゃないんだからそんなことはわかっているはず。それでもそうするにはそれなりの訳があるのだから、その気持ちに寄り添うことが大事じゃないか」と話す時があります。「押してもだめなら引いてみなという言葉がありますが、教員は推してもだめならさらに強く推すからダメ、引かなきゃ開かないドアもあるでしょう」ともいわれていましたが、まさにその通りだと思います。
 講演で印象に残った部分を書き出してみます。①一番テンションの上がる目標設定。② メンタルが9割。ネガティブなことを想像すると、出来ることもできなくなる。論理的に考え直しポジティブ思考に変えるリフレーミング・トレーニング。③認識のずれを埋める行動分析的指導。④100点を目指すのではなく成長を目指す。1日1%成長では1年で37.78倍、1日1%減少では1年で0.02倍。⑤相互尊敬・相互信頼と勇気づけ。全て、日ごろ生徒指導で痛感してきたことです。
 大学受験に当り、実力とかなりかけ離れて高い偏差値の大学を志望している時、目標を手の届きそうなところに下げさせるのか、そのまま維持させそこに向かって導くのか。坪田氏は最終目標を高く設定し、直近目標は出来ることから積み上げてゆきますが、学校での進路指導は往々にしてその逆で、学力がそこまで伸びていないと言う理由で、直近目標から最終目標に行くほどどんどん下げていってはいないでしょうか。学校は一斉授業が基本ですが、塾は個別授業です。さやかさんの場合も、「Hi、Mike」を「ヒー、ミケ」と読み、「聖徳太子」を「しょうとくふとこ」と呼んだところから、1年3か月で慶應義塾大学に合格したのですから、物凄い個別指導の賜物です。坪田塾の生徒は学年に360人いれば270番ぐらいの子が平均で、15%は学年ビリの子たちだとのこと。その子たちを1年半ほどでセンター試験80%超をとらせるまで学力を上げていると言うのは驚異的ではありますが、やはり徹底した個別指導のなせる業でしょう。同じことをクラスでの授業を持った後に個別指導する学校の教員に求めることは酷だと思いますが、難関大学合格へのヒントになると思います。
 坪田氏の根底にある生徒への係り方は、私がこの10年で学んだ「傾聴と共感」の精神と一致します。私は経験則から来るものにとどまっていますが、坪田氏はその考え方を科学的に体系化されています。従って、私の経験則が坪田氏の話を聴くことによって再補強された様に感じました。そして、流石だなと感心したのは、実に流暢な語り口です。「え~」とか「えと」などの無駄な言葉が入らないので非常に聴きやすいのです。話の筋道や展開が十二分に考慮され聴衆を引き付ける術を研究されているなと思い、この部分も大変参考になりました。

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