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校長メッセージblog 好文木

2017.03.01

平成28年度 第68回 卒業式式辞

DSC00094 3年生のみなさん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様にも心からお祝いを申し上げます。3年間、本校の教育方針に深いご理解とご協力を賜り誠に有難うございました。厚く御礼を申し上げます。また、ご多忙にも係りませずご出席くださいましたご来賓の皆様方にも高いところからではございますが厚く御礼申し上げます。
さて、3年間を共に過ごしてきたみなさんの新たなる門出に際し、私から最後のメッセージをお届けしたいと思います。みなさんはこの3年間、勉強や部活動を通じて基礎知識とスキルそしてマナーを学んできました。科学技術が目覚ましい発展を遂げグローバル化が進む現代においては、知識とスキルを身に付けることは職業選択の自由を保障する必須条件となっています。単純な仕事はどんどんコンピューターに取って代わられてきました。そして今、人工知能AIの開発は、知的労働の一部すら代替しようというところまで来ています。過去の膨大なデーターを集積し分析すれば一定の経営判断すら可能だと考えられ、海外の企業ではAIを部長職に据える実験段階に入っています。
ピーター・ドラッカーは私が敬愛する経営学者ですが、彼は「経済の基礎をなす資源はもはや資本でも天然資源でも労働でもない。それは知識であり、今後も知識であろう」と述べて、知識社会の到来を予測しました。そのドラッカーがマナーの重要性について次のように述べています。「人間関係で問題とされるほとんどは、マナーに起因しており、思いやりさえ、マナーに関わるものだ。心の底から思いやりのある人は多くはないが、思いやり深く人と接することは可能である。マナーを身に付け不要な摩擦を防ぐことに越したことはない」と。一昨日の卒業記念行事において、みなさんが2年間学んできた小笠原流礼法の小笠原清基先生からも全く同じ趣旨のお話を頂戴いたしましたね。マナーは人間関係を円滑にする約束事だということが出来ます。DSC08993
みなさんが漱石や鴎外を読んで感じることと私が感じることにはおそらく違いがあると思います。人は社会経験を得た後の方が確実に多くを学びとることが出来るようになります。学校のキャリア教育で働く意味を学び知識として理解できたとしても、働くことの辛さや楽しさは、実際に働いてみなければ本当に理解することは出来ません。知識は実践を通じて検証され成果を上げてこそ意味を持つのです。
世界は益々不確実性を高めています。昨年のイギリスのEU離脱決定、アメリカのトランプ政権発足は格差拡大を許容してきた新自由主義的グローバル化に対する反動だと言えます。世界の政治経済の変動は日本にも私たちの日常生活にも大きな影響を与えます。不確実性の時代を生き抜くためには、自分なりの生き方、考え方の軸を作り上げてゆくことが大切です。先日、「大学生の読書時間1日“0分”が5割」という記事が新聞に載っていました。「知の衰退」を実感します。読書を通して哲学や歴史を学び、権威を盲信せず、自分なりの理論構築に悪戦苦闘することが求められます。学びの旅に終わりはありません。むしろこれからが本番だと思ってください。
DSC_0285 平成19年4月校長に就任してちょうど10年が終わろうとしています。その間、私にも失意に沈む出来事がいくつかありました。そのような時、朝、校門で挨拶を返してくれるあなたがたの笑顔が、私にとって小さな幸せであり、勇気の源でありました。みなさんのこれからの人生にも、晴れる日もあれば雨の日もある
DSC_0274でしょう。苦しいことや辛いことに出会った時、それを不運と嘆くのではなく、チャンスととらえて乗り越えてください。「やればできるは魔法のことば、自分サイズの未来を拓く、チャンスメーカー好文学園」このキャッチフレーズを思い出してください。そして毎日の生活の中で小さな幸せを見つけて下さい。それが、きっと勇気を与えてくれると思います。今日、好文学園を旅立つあなた方に祝意と激励とそして感謝をこめて、幸多かれと祈りつつ私の最後のメッセージと致します。

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