受験生スペシャルサイト

CLOSE

好文学園女子高等学校

HOME学校紹介好文木次の10年

校長メッセージblog 好文木

2017.03.08

次の10年

 先日卒業した生徒のお父様から、お嬢様の卒業を大変喜んでおられる様子がひしひしと伝わる丁寧なお手紙を頂戴しました。有難く存じます。お手紙の中で、「学校行事はすべて参加しました。そこで感じたのが、校長先生のぶれない教育方針でした。きっちりとした制服の着こなし、気持ちのいい挨拶、若い先生方の熱心な教育。ともすれば、媚を売ったような自由な空気になりがちな部分に杭を打つけじめの姿勢には敬服させていただきました。生徒たちにとってどうなのか、居心地が悪いのかと視点を変えてみると、そうでもないことが卒業式で証明されていました。皆勤賞,精勤賞受賞者の数の多さに正直驚きました。ほんとうに好文学園を選んで良かったと心から感謝しています」と述べておられ、本校の教育方針を良くご理解して下さっていることを誠に有難く大変うれしく思った次第です。
 今年の卒業式は私にとって10回目でした。平成19年4月に旧大阪福島女子高等学校の校長に就任し、ちょうど10年が終わろうとしています。先月には60歳を迎え還暦となりました。大学卒業後、総合商社に7年勤め、その後、実家の中小企業で経営にあたること20年、50歳の時に第三の職場として本校に参り校長となりました。人生で最もやりがいのある10年を過ごすことが出来たと感謝しています。 以前、母から聞いた話によると、私が生まれた時、叔父から「この子は体が弱いから50歳まで生きられるかどうかわからない」と言われたそうです。これといって大きな病気はなかったので何を以て叔父がそういったのかは不明ですが、確かに体は強い方ではありませんでした。しょっちゅう風邪を引いては熱を出していました。医療の進歩と健康管理の向上で、高齢者と呼ぶのを75歳以上にするとの意見が出されているとはいうものの、私としては還暦を迎えることが出来たので、一応人並みには生きたなと実感しています。そして、この10年、少しは人のためになる仕事が出来たのではないかとも思っています。
 パナソニックの創業者、松下幸之助翁は、「あなたの会社は何を造る会社ですか?」と訊かれた時、「人を造る会社です」と答えたという話は有名ですが、教育は正に人づくりです。それは子どもたちでありまた教師でもあります。私は自らの校長としての任期は70歳までかなと考えています。これからの10年間は、後継者の育成が大事な仕事になります。『ビジョナリーカンパニー』の著者、ジェームズ・コリンズは未来志向・先見的企業にとって必要なのは、「時を告げる」カリスマ指導者ではなく、いくつもの商品のライフサイクルを通じて繁栄し続ける会社を築く「時計を造る」設計者であると言っています。本校の基本理念、「自立した社会に貢献できる女性を育てる」を維持し、進歩を促し、本校の行動基準である「それは本当に生徒のためになるか」をどこまでも追求できる一貫性ある教師集団を作り上げること、組織力を高めること、これが次の10年の課題だと心得ています。

最近の記事

記事一覧

好文学園女子高等学校
〒555-0013
大阪市西淀川区千舟3-8-22
TEL.06-6472-2281  FAX.06-6472-2365

Copyright(C) 学校法人好文学園 All rights reserved.