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校長メッセージblog 好文木

2017.05.15

はじめに言葉ありき

IMG_0634 5月13日は通学時間帯が大雨となり、鞄やスカートをびしょびしょにしながらも生徒たちが登校してきました。いつもながら、気の毒だなと思います。靴下やスカート、ブラウスが濡れたまま授業に入るのは気持ちよいものではありません。
 校門での挨拶も、大屋根の雨どいから滝のような雨が流れて傘を差さないと濡れてしまう状態でした。強面の生徒指導の若手教員が、生徒たちを玄関の中に入れてそこで挨拶する様に誘導しました。めずらしく気を利かしてくれたなと思い、「やさしいじゃない」と冷やかしました。この教員、本当はやさしい生徒思いの教員なので多くの生徒から慕われているのですが、シャイな性格の裏返しなのか、いかんせん言葉と目つきが少々きついので、「口が悪い、目つきが怖い」と、初対面の生徒には誤解されやすいのです。生徒から度々苦情を聞き、本人に指導するとともに生徒にはこの教員の良さを話してきました。最近は大分マイルドになってきたようです。将来を期待しているので一皮も二皮も剥けて大局的にものを見ることができる教員になってほしいと思っています。
 以前、とても寒い風の強い日に門のところで生徒たちが挨拶していました。寒がりの私は言うに及ばず教員はほとんどみなコートを羽織っています。私は生徒たちを玄関の中に入れるように言いました。私はダウンコートを着ていても寒くて足踏みしていたぐらいですから、コートも着ずに立っている生徒はさぞかし寒いことだろうなと思ったのです。この状況で戸外で挨拶する必要はありません。玄関を入ったロビーで十分です。今回は私が言う前に彼が適切な判断をしてくれました。ちょっとしたことなのですが、このような気配りは人を教え導く立場の人間には身に付けてほしいものです。
 授業においてもクラブ指導においても注意しなければならないのは「言葉」です。教員の発する何気ない言葉で甚く傷つく生徒がいます。私のところにも時々この種の訴えが寄せられます。言葉は人を勇気づけもすれば、傷付けもします。指導そのものが如何に正しくとも、発する言葉によって真意が正しく伝わらず、逆に人間関係を壊す結果になる場合があります。言葉は人を動かす力を持っています。正に働く場合もあれば、負に働く場合もあります。言葉は一度口から出れば取り消すことが出来ません。昨今の国会論議を見ていても言葉の軽さ、言葉遊びの酷さが目につきます。驕りによる真摯さの欠如だと思います。言葉は物事のあり様を認識する上で必要です。だから、正しい言葉を使わなければ正しいあり様は認識できません。論理的思考も言葉からです。なればこそ、我々は言葉の大切さを身を以て生徒たちに伝えて行かねばならないのではないでしょうか。「はじめに言葉ありき」と、常に意識してほしいものです。

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