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校長メッセージblog 好文木

2017.07.01

自省録

IMG_0676 通勤の行き帰りや校内で生徒たちに声をかけると、学校が楽しいとか先生が親切だとか明るく前向きに学校生活を送っている生徒が多いことに嬉しく思うと同時に安心するのですが、残念ながらすべての生徒がそうではありません。
 校長ポストへの投書をきっかけで、生徒たちの想いに耳を傾けるなか、先日、ある保護者の方がおっしゃった「校長先生の考え方と現場の先生方の言動にギャップがあり、校長先生の考えが正しく伝わってないのではありませんか」という言葉が身に染みています。
 何より私に直接想いを伝えて下さる保護者や手紙をくれたり話をしに来てくれたりする生徒たちに感謝しています。校長という立場は他の教員と比べると生徒や保護者との距離が遠くなります。悪くすると裸の王様になってしまいます。それでは「本当に生徒のためになる」教育は出来ません。オープンな校長室と校長ポストは、そのリスクを完全にゼロには出来ませんが、かなり低減させることが出来ていると思っています。
 ある生徒が手紙の冒頭に「校長先生なら理解して下さると思い、この手紙を書きました」と記していました。会って話を聴いている時、彼女がぽつりと言った「期待は裏切りに変わるものです」という言葉に大きなショックを受けました。生徒にそう思わせてしまったことは痛恨の極みです。同じ思いをしている生徒が他にもいるかもしれません。私に手紙を出したり話をしに来たり出来ないあるいはしない生徒もいますから、彼女たちがどう思っているのかということに常に心を配らねばならないと自戒しています。一番大切なことは、生徒と教員のコミュニケーションが成立しており、信頼関係が築かれているということです。それを阻害する原因は大別すると以下の3つになると思います。
 先ず、「言葉の荒さ」です。「おい、こら、おまえ」といわれて良い気持ちがする人はいません。運動部の部活を経験してきた先生は自分がそうだったので違和感がないのかもしれませんが、これはNGです。生徒は名前で呼ばれて初めて自分のことを認めてくれていると感じられるものです。教師と生徒が互いにリスペクトしあわなければ対話は成立しません。認められていないと感じている生徒に、何を言っても心に届きません。
 次に、説明責任を果たしていないことです。「なぜそうするのか」ということを丁寧に説明せず結論だけを伝えている場合が多々あるようです。それが、誤解を生んだり時には反発を招いたりしてしまいます。最初に時間を掛けて丁寧に説明すれば、生徒は納得するのです。
 そして、傾聴と共感の欠如です。聴いているつもりでも、ただ聞いて終わっているのではないでしょうか。本当に聴いていれば、生徒の言い分にも一定の理を見出すことはでき、共感できるところもあるのではないでしょうか。少なくともわたしはそうです。生徒が求めているのは傾聴であり聞き流しではないのです。「聴く」と「聞く」の違いを認識しなければなりません。
 教師は教え導く側、生徒は教え導かれる側です。教え導く側だからこそ、より丁寧な言動と深い洞察力が求められます。生徒をして「期待は裏切りに変わる」と言わしめていたのでは校長として失格です。まだまだ私の想いが全ての教員に正しく伝わっていないのは不徳の致すところです。説き続けなければならないと感じています。

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